以前から気になっていたものの、手に取ることがなかった「金持ち父さんシリーズ」だったのですが、サブタイトルになっている【親だからできるお金の教育】という部分に惹かれて、読んでみました。
今調べてみたら2014年に改訂版が出ていたのですが、購入したのは改定前の2002年に出版された第一版で、ブックオフで220円でした!
ちょうど興味を持っている内容だったので、ちょこちょこ読んで1週間で読めちゃうぐらいでしたが、なんか響く言葉が多かった。
- 『金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育』の目次
- 『金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育』の気になったところ
- P. 36 ファイナンシャルIQ
- P. 46 才能の種類
- P. 60 お金を儲けるのにお金は必要ではない
- P. 74 どうやったら買えるか?
- P. 77 金持ちだとか頭が良いというのは単なる認識しすぎない
- P. 99 家でビジネスをやる
- P. 112 学校のシステム
- P. 144 「テーブルの向こう側」に座る経験
- P. 160 お金は単に考え方に過ぎず、肝腎なのは自分の考え方
- P. 182 大量生産のスケジュール
- P. 214 いい貯蓄と悪い貯蓄、いい支出と悪い支出、いい負債と悪い負債・・・
- P. 227 頭を使って資産を手に入れる
- P. 237 きみの家の負債と純資産の割合は?
- P. 260 できる限り多くの人にサービスを提供する
- P. 323 稼ぐよりも持ち続けることのほうが重要
- 『金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育』を読んだ感想
- この記事の本『金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育』
『金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育』の目次
第一部 お金は一つの考え方にすぎない
- 第一章 生まれた時はだれでもリッチキッド、スマートキッド
- 第二章 あなたの子供は天才か?
- 第三章 お金を与える前に力を与える
- 第四章 金持ちになるためには「宿題」が大事
- 第五章 人生にはいくつの勝利の方程式が必要か?
- 第六章 三十歳になる前に「時代遅れ」になる?
- 第七章 あなたの子供は三十歳までに引退できるか?
第二部 大事なのはファイナンシャル教育
- 第八章 銀行は「成績表を見せろ」とは言わない
- 第九章 子供は遊びながら学習する
- 第十章 貯金では金持ちになれない
- 第十一章 いい負債と悪い負債の違い
- 第十二章 本物のお金で学ぶ
- 第十三章 ファイナンシャルIQを高めるそのほかの方法
- 第十四章 小遣いは何のため?
第3部 子供の才能を見つける
- 第十五章 子供が持って生まれた才能を見つける方法
- 第十六章 成功とは自分自身でいられる自由を持つこと
- おわりに この世で一番大切な仕事
シャロン・レクターからのアドバイス
- 付録A 小遣いを与えるか、与えないか?
- 付録B 子供と一緒に「マネー・エクササイズ」
『金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育』の気になったところ
P. 36 ファイナンシャルIQ
ファイナンシャル・インテリジェンス(お金に関する知性)は、きみが稼ぐお金の量には関係ない。きみがどれくらいのお金を持ち続け、そのお金がどれくらいきちんときみのために働いているかによって決まる。
金融教育が義務化にされたのですが、こういう考え方が含まれているのかな?と思ったところです。
自分が子供のときに教えられたことはないよなぁ〜と。。
P. 46 才能の種類
ハーワード・ガードナーの「Frames of Mind(心の構成)」という本で、人間には以下7つの異なる才能ーあるいは知能ーがあると書いていたそうです。
- 言語的才能
- 数学的才能
- 空間的才能
- 身体的才能
- 内省的才能
- 対人的才能
- 環境的才能
3人子供を育てていると、それぞれ得意な分野が違うので、それぞれに合わせた形(才能を見つけてそれに合わせて)で育てていかないとだめなようですね。
P. 60 お金を儲けるのにお金は必要ではない
貧乏な人が貧乏でいるのは、ただ単に、貧乏な考え方をしているから・・・大抵の人は親からお金と人生についての考えを学ぶ。・・・お金についての考え方は何世代にもわたって親から子へと伝えられる。
僕が学生時代には、「お金」について学校では教えていないので、自分で学ぶ必要があったのですが、家の中でも聞いちゃいけないトピックのような感じがしていて、両親ともに銀行員だったにも関わらず、「ファイナンシャル・インテリジェンス」はほぼ0でした。
自分が親になって、コロナ禍に突入する中で投資を始めたのですが(40歳手前)、「遅すぎた!もっともっと早く知っていれば」と後悔したので、まさにこの引用部分が理解できました。
ゆえ、自分がしっかり「ファイナンシャル・インテリジェンス」を身につけて、親から子へ早い段階から伝える必要性を感じました。
P. 74 どうやったら買えるか?
「私には買えない」ではなく「どうやったら買えるか?」という考え方が大事。
「できません。できない。」ではなく「どうやったらできるか?」という、考え方と一緒ですよね。webディレクターをやっていたときに、デザイナーやプログラマーと話していると、その人の性格というか人間性が前向きか、後ろ向きか見える部分がありました。
P. 77 金持ちだとか頭が良いというのは単なる認識しすぎない
ここに出てくる実験は、心理学の教科書でも見た気がしました。最初の印象も重要ですね。
P. 99 家でビジネスをやる
これは今まさにやっていることなのですが、僕が家にいることで、子どもたちに宿題以外のこともやらせることができるし、話もできるので素晴らしいと思います!
あとは、僕自身の宿題をしっかりやって「仕事場では金持ちにならない。家で金持ちになる。」というのを実現しなくては。
家でビジネスっていうのは、この先のペンション経営にもつながっていくから、すごくいい感じ!
P. 112 学校のシステム
・・・顧客が欲しがっているものを提供できないで、それを顧客のせいにする唯一のビジネスだと言っていい。
これはちょっと笑えました。たしかに的を得ていますね。
この後にも出てきますが、学校のシステムは「大量生産のスケジュール」といっているのも納得。
P. 144 「テーブルの向こう側」に座る経験
これは僕の経験からも、全然景色が違うのはわかります。
小さなベンチャーだと採用面接をする側(テーブルの向こう側)に座れるのですが、十人ぐらいを面接したぐらいから、定型で答えているのか、本音なのか違いがわかるようになってくるんですよね。
テーブルのあちら側(面接される側)にいるときは、頑張って質問にうまく応えようと本音で思っていないことも話していましたが、全部バレていたんですね。。
実際やってみないと見えない景色があるのは、実感しているのでよくわかります。
たいていの人は、人生の早い時期に受けた指示のせいで、一生、テーブルのあちら側に座って生きる。 ーP.147
ほんとそうですね。
会社に就職して、庭付き一戸建てを買って、子育てをして幸せに生きる。っていう、ごく普通の幸せと言われるものは、たいてい、「テーブルのあちら側」の話ですよね。
P. 160 お金は単に考え方に過ぎず、肝腎なのは自分の考え方
「第一部のまとめ」ですが、お金はツールであって、目的になっちゃいけないっていうことですね。
P. 182 大量生産のスケジュール
著者はハワイで生まれ育っているのですが、日本でも一緒ですね。まぁ〜既存の教育システムは、アメリカから輸入したというか真似たようなものか。
この「学校教育システム」が義務教育になっているから、大量生産して作られるものは、同じようなものになってしまうのも納得。
生産性向上やベンチャー創出するのなら、小学校から始まる「学校教育システム」に手を入れないと、生産されるものは変わらなそうですね。
P. 214 いい貯蓄と悪い貯蓄、いい支出と悪い支出、いい負債と悪い負債・・・
・・・知性の定義の一つは、細かく区別する能力・・・
「違いがわかる男(女)」にならないとだめってことですね(笑)
P. 227 頭を使って資産を手に入れる
これも、「知っているか」「知らないか」と思えました。
ゴールドラッシュで一番儲けたのは誰か?というのと一緒かな?!
P. 237 きみの家の負債と純資産の割合は?
これ誰かに聞いてみたい(笑)
P. 260 できる限り多くの人にサービスを提供する
この考え方を子どもの時に知りたかった!
というか、日本の企業の弱いところでもありますよね。使っている言語の問題もありますが、日本のサービスは基本内向きで、海外のサービスは最初から世界で使われるように考えられているっていうのと同じで、1億人か80億人か、っていう。
P. 323 稼ぐよりも持ち続けることのほうが重要
自分がいくら稼ぐかに焦点を合わせている人はいつも、どれだけお金をお持ち続けるかに焦点を合わせている人のために働くことになる。
『金持ち父さんの子供はみんな天才 親だからできるお金の教育』を読んだ感想
いままで、なんかな〜と思って読んでいない本でしたが、一番最初の「金持ち父さん 貧乏父さん」にも興味が湧いてきました。
ざっくりな印象だと、「バビロンの大富豪」の現代版風な感じでした。
ただ「親だからできるお金の教育」とあるように、子育てしながら「お金」について教えていくには参考になる部分が色々ありました。





















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