よく晴れた、雲のない青空を見ていたら、、、「影送り」を思い出して、久々にやってみました!
「影送り」って覚えてますか?
世代にもよりますが、国語の授業で習った「ちいちゃんのかげおくり」という話に出てくる遊びです。
単純な遊びなのですが、「影送り」で「残像現象」という仕組みも知ることができますよ!
「影送り」とは
「影送り」
で思い出すのは、小学校で習った「ちいちゃんのかげおくり」という1982年8月に発売された、戦争の悲惨さを訴える物語なのですが、その中に出てくる遊び?です。
よく晴れて、雲がないきれいな青空の時に、自分の影をじっと見つめて、その後に青空を見ると見つめていた影が青空の中に浮かび上がるという遊びです。
「影送り」のやり方
「影送り」のやり方は簡単で、見るだけです!
コツとしては、影を見る時も、青空を見る時も、1点を見つめて視線を動かさないことです。
「影送り」の仕組みは、「残像現象」
改めて、「影送り」の仕組みを調べてみたら「残像現象」というものだそうです。
「影送り」だけじゃなく、写真を撮る時にフラッシュ(強い光)を見ると短時間残像が見えたり、着色された看板などをしばらく見た後に無地の壁などを見ると色がついた残像が見えたりするアレのことだそうです。
この残像現象はアリストテレスの時代から歴史があるらしいです!
残像現象は、アリストテレスの時代にすでに記述があり、研究の歴史は古い(三浦,1994)。
そして、カメラのフラッシュのように同じ色が見えるのは「陽性残像(正の残像)」といい、影送りのように反対の色(補色)が見えるのを「陰性残像(補色残像、負の残像)」というそうです。
身近な「陰性残像(補色残像、負の残像」
「陰性残像(補色残像、負の残像)」と聞いて思い出したのが、お医者さんが手術室で着る服や手術台のシーツや内部の青緑色です。
大学の心理学の授業で習ったと思うのですが、お医者さんが手術中にずっと見ている「血の赤」の反対の色(補色)になっていて、目の疲れを和らげるって感じでした。
これも改めて調べてみたら、間違いではありませんでした。
また福岡県教育センターの資料を見たら、わかりやすいイラスト資料がありました!
ないはずの色が見える? /光イリュージョン
光学機器・電子機器メーカーのオリンパス(OLYMPUS)株式会社のサイトに、「補色残像」の実験が簡単にできる頁があったので、見てみると楽しいです!
「影送り」を雲のない青空の日にやってみた! のまとめ
久しぶりに思い出した「影送り」ですが、調べてみたら「残像現象」という仕組みにたどり着きました。
何気ない遊びからSTEM教育につなげるのは、いいかもしれませんね。
週末に晴れていたら、チビたちと一緒にやってみよぉ〜!
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