小学生が夏休みになったので、小3の第1子くんと年長の第2子ちゃんを「ANAジュニアパイロット」を利用して、祖父母がいる山口県まで、2人で飛行機に乗せてみました!
「ANAジュニアパイロット」は、6歳から11歳まで利用ができて、大人(12歳以上)の同伴者がいなくても子ども一人で飛行機を利用できるように、ANAのスタッフさんたちが出発空港から到着空港まで手伝いをしてくれます。
出発・到着両空港に、見送り・出迎えが必ず必要になりますが、電車と違い、降りる駅を間違えたりすることもないし、子どもの受け渡しをしてくれるのでかなり安心です!
ANAジュニアパイロットで、見送る方法
ANAジュニアパイロットを利用するには、航空券を予約後に「ANAジュニアパイロット」の申し込みが必要になり、申込書・同意書を準備する必要があり、搭乗前に【お手伝いが必要なお客様専用カウンター】でチェックインの手続きをする必要があります。
ちなみにANAウェブサイトから事前に「ANAジュニアパイロット登録」をしていない場合でも、このサービスは利用できるそうですが、今回は事前登録して利用してみました。
チェックインする
「ANAジュニアパイロット」でチェックインするためには、自動チェックイン機は利用出来ず、手続きは【お手伝いが必要なお客様専用カウンター】でチェックインの手続きをする必要があります。
今回は、保安検査場Cの横にある【お手伝いが必要なお客様専用カウンター】で手続きをしました。
【専用カウンター】ちょっと奥まっていて気づかずに通り過ぎてしまったのですが、保安検査場Cのすぐ横にありました。
夏休みが始まる日だったので「ANAジュニアパイロット」を利用する家族が数組いて、1組ずつ手続きを行っていくので、受付には少し時間がかかりました。
「ANAジュニアパイロット専用ホルダー」「ひとりたびカード」「付き添い券(見送り専用チケット)」を受け取る
手続きが終わると、子どもたちは「ANAジュニアパイロット専用ホルダー」と「ひとりたびカード」をもらえるので、これを首からかけておくことで、出発から到着後の受け渡しまでお手伝いをしてもらえるそうです。
「ひとりたびカード」には、便名・座席・名前が手書きで記載されていて、これとは別に[普通の紙チケット]と[迎えに来た人が署名する紙(申込書・同意書の下部分)]が入れてありました。
また付き添いの大人には、[付き添い券(見送り専用チケット):手荷物検査場通過証]として【お客様用】と【発行所控】の2枚をもらえます。
今回は、子ども2人が「ANAジュニアパイロット」を利用しますが、搭乗口までの付き添いは保安上1名だけになります。
いつもは搭乗口が66〜70が多かったので保安検査場Cの横にで手続きしたのですが、今回は搭乗口が変更になり、バスで飛行機に向かうようになった(搭乗口が逆の場所になった)ので、少し早めに保安検査場Aを通過しました。
保安検査場を通過する時に、見送りする保護者の[付き添い券【発行所控】]を渡すと、搭乗口に向かう(保安検査場の向こう)側へ一緒に行くことが出来ます。(【お客様用】は手元に残ります。)
ちなみに子どもたちのチケットを見てみたら、搭乗順のグループが何故か別々に。。
搭乗口で見送って、到着連絡口から戻る
「ANAジュニアパイロット」のページには、[ANAジュニアパイロットをご利用のお客様から先にご案内いたします。]と書いてあったので、早めに搭乗口に向かったのですが、搭乗口が変更になってバスに乗る必要があったからなのか「ジュニアパイロットの搭乗は、一番最後になります」と案内されました。
夏休み最初の週末だったので、子ども連れのお客さんも多かったのですが、我が家と同じように「ANAジュニアパイロット」を利用している子どもが7,8人いたので、みんなまとめてバスに乗り込んでいきました!(ちょっと遠足風でした。)
そして、ずっと思っていたのですが、ANAジュニアパイロットで見送ったあと付添人がどうすれば良いかの説明がサイトにもないし、ここまで誰にも説明されていないし、どうするのかなぁ〜って。
幸い、同じようにANAジュニアパイロットを見送ったママさんたちが何人かそばにいたので、「見送った後ってどうやって戻るか聞きましたか?」と聞いてみたら、みんな「?!」「?!」と黙ってしまったのですが、「到着連絡口から出れますよ!」と教えてくれた方(おそらく経験者ですね)がいました。
とはいえ「到着連絡口」って使ったことがなかったので、保安検査場のほうに戻って、係員の方に聞いてみたら、すぐそばに「到着連絡口」がありました。
この自動ドアが「到着連絡口」になっていて、この奥に進めばいいようです。
階段を降りて進んでいくと、さらに自動ドアがあったのですが、「到着連絡口」は反対側からは「乗り継ぎ用連絡口」でした。
自由に行ったり来たりできてしまうのかと思ったのですが、ちゃんと空港係員がいてチケット(付き添い券:手荷物検査場通過証)のチェックをしていました。
少し進んだら気づいたのですが、ここは羽田空港に到着した時に通過する長〜い通路でした。
看板にしたがって【到着】の方に進んでいくと、
「←手荷物受取所」「↑到着出口」という案内が出てきて、
羽田空港に到着した後、最後に通るこの場所に出ました!
いつも、「手荷物受取所」を通らないうえに、全然荷物を持っていない超身軽な人って何なのかな?と思っていたのですが、ANAジュニアパイロットで見送りした人もここを通っていたからなんですね。
そのまま進んでいくと、自動ドアに「この先、戻れません」と書かれている到着出口から、羽田空港1階の到着ロビーにたどり着きました。
このあとは、第3子ちゃんと一緒に、兄姉が乗った飛行機を見送るため「スカイデッキ」まで行ったのですが、羽田空港は広いので移動距離が結構ありました。
ANAジュニアパイロットを、迎える方法(到着空港での対応)
山口宇部空港に到着
第1子くんと第2子ちゃんは、羽田空港から山口宇部空港まで飛行機に乗っていったのですが、到着したところを祖父母が写真を撮ってくれました。
手荷物受取所でキャリーケースを待っている2人と他のANAジュニアパイロット達ですが、すぐそばでANAのスタッフさんが見守ってくれていて、
到着出口からもANAのスタッフさんが一緒に出てきてくれたようです。
このあと引合わせをしてくれて、出迎えにいった登録済みの祖母が署名をして、ANAジュニアパイロットの旅が終了になります!
ふと思ったのですが、山口宇部空港は小さいので到着出口が1つなのですが、羽田空港は数箇所あるけどどうなるんだろ。。。(帰ってくる時に確認したので、追記します。)
羽田空港に到着
あれから1ヶ月、出発した羽田空港に帰ってきました。定刻より3時間遅れで(笑)
広い羽田空港は、到着出口がいくつかあるのですが、到着便の出口は「4・5」と表示されていたので、
ほとんどの人が出てくる「5」のそばで待っていたら、着陸から約30分後にANAのスタッフさんと出てきました。(ちなみに「4」出口も見える範囲にありました。)
ANAのスタッフさんが手に持っているボードには、事前に登録しておいたお迎えの人がサインする用紙(下の[利用準備方法]参照)があるので、名前と電話番号を記載して、事前の情報と照らし合わせて間違いがなければ受け渡しが完了です。
ちなみに3時間の大幅な遅れがあったせいか、客室乗務員(ANA Inflight Services Center)さんからもらっていた手紙を見せてくれて、ちょっとほっこりしました!
こういう心遣いってリピーターになるきっかけですね。
到着便の案内に合わせて、到着出口に向かえばいいのかな?!と、思っていたのですが、ほとんど困ることなくお迎え・受け渡しがすんなりできました。
ANAジュニアパイロットの利用準備方法
「ANAジュニアパイロット」を利用するには、航空券を予約後に「ANAジュニアパイロット登録」をして、事前に申込書・同意書を印刷して必要事項を記入して、「お手伝いが必要なお客様専用カウンター」でチェックインすると利用できます。
- 1ANAジュニアパイロット登録
航空券を予約後に、ANAウェブサイト内[予約情報]の予約一覧に表示される対象フライトの【詳細】をクリックすると、
[フライト情報]や[搭乗者情報][サポート/サービス情報]が表示されるので、下の方へスクロールしていくと、下部の[予約メニュー]の中に【ANAジュニアパイロット登録】が表示されるので、クリックします。
[ANAジュニアパイロット登録情報入力]画面になるので、必要項目を入力したら、注意事項の内容を確認して問題なければ同意し、【登録する】をクリックします。
登録完了画面になるので、右下の【登録内容印刷】ボタンをクリックしましょう。
- 2申込書・同意書を印刷して必要事項を記入
[ANAジュニアパイロット登録]が完了すると、以下が表示されるので、印刷して、真ん中にある「携帯電話」関連の部分にチェックをして、準備が完了です。
ちなみに先ほどのようにANAウェブサイトで「ANAジュニアパイロット登録」をしていない場合は、以下のPDFの申込書・同意書を事前に準備することで、スムーズに手続きができるそうです。(念のため、今回は両方準備しておきました。)
事前に準備をせずに、搭乗当日に記入することも可能なようですが、空港の混雑状況により待ち時間が長くなる場合があるようなので、あらかじめ準備しておくほうがオススメだそうです。
- 3
ちなみにJALも同じように「お子さまだけでのご旅行」というサービスがあったので、参考までに。
利用すると便利なサービス
今回「ANAジュニアパイロット」を利用するのと一緒に、「発着通知メールサービス」も利用してみたのですが、出発時刻と到着予定時間をメールしてくれるので便利でした。
また、スカイデッキから見送りして、実際どこを飛行機が飛んでいるかを見るのには、「Flightradar24(フライトレーダー24)」がやっぱりすごいです!
発着通知メールサービス
「発着通知メールサービス」は、お見送りの方やお出迎えの方へ出発・到着時刻をお知らせしてくれるサービスで、メールアドレスは一度に2件まで登録可能で、予約情報から登録して利用することが出来ます。
予約一覧の右側に表示される【詳細】を選択すると、
[予約詳細]が表示されて、[フライト情報]のタブが表示されていますが、一番右にある【サポート/サービス情報 確認/変更】タブをクリックして、少しスクロールすると[発着通知メール]が表示されます。
【登録・変更】ボタンをクリックすると、1人に対して2件のメールアドレスを登録できます。
「出発のお知らせ」メール
出発したときには、こんな感じでメールが来るのですが、出発時点での到着予定時間が表示されるのが便利です。
ちなみに出発のメールは、離陸した時に送られるようです!
以下で紹介する「Flightradar24(フライトレーダー24)」を見ていたら、メールの通知が飛んできたのですが、離陸した瞬間にスマホの通知が出てきました!
「到着のご案内」メール
到着メールも同じように、送られてきます。
到着時間は、空港に着陸したタイミングで送られてきているので、到着出口に向かうまではもう少し時間がかかる感じでした。
Flightradar24(フライトレーダー24)
先程ちらっと紹介したFlightradar24(フライトレーダー24)は、飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイム表示するサービスで、航空機から発信されるADS-Bという電波を世界各地の有志およびFlightradar24が設置した受信システムによって受信し表示されているそうです。
広告は表示されますが、無料で利用することが出来て、羽田空港を見てみるとこんな感じになります。
それぞれの飛行機は選択することが出来て、以下の場合だと大分空港から飛んできたANAの飛行機という詳細や飛行時間、飛行経路の履歴もわかります。
なので、子どもたちが乗っている飛行機をクリックしたままにしておけば、どこを飛んでいっているのか追跡することが出来ちゃいます!
スカイデッキで離陸するのを待っていると、今までの経験の場合、ほとんど見えない方向の滑走路に行ってしまって、離陸したのかどうかわからないのですが、Flightradar24なら地上走行を始めたところから現在位置を知ることができるので、見えない滑走路に行ってしまっても飛行機がどこにいるかわかります。
ちなみに今回も、目の前の滑走路ではなく「えぇ〜〜そっち?!」という滑走路から離陸していきました(笑)
せっかくなので「Flightradar24」で日本全体を見てみると、平日でもこれだけの飛行機が飛んでいるのにはびっくりですよね。世界全体を見ても面白いですよ!
ANAジュニアパイロットを使うと、小3と年長の2人で飛行機に乗れちゃいます! のまとめ
夏休み等の長い期間に、飛行機に乗って実家に家族で行くことはあったのですが、子どもたちが大きくなり、実家で預かってもらうことができるようになったので、今まで気になっていた「ANAジュニアパイロット」を利用してみました。
年長の第2子ちゃんも一緒だったので少し心配だったのですが、全く問題なく2人で飛行機に乗っていけました。
事前に気になっていた「離着陸時に耳がパツパツするやつ」ですが、水筒とお菓子や飴を持たせておいて、「痛くなったら食べたり飲んだりするんだよ!」とこれまでに一緒に飛行機に乗った時に教えてあったので、ちゃんと対応できたようです。
1ヶ月後には、羽田空港に戻ってくるのですが、1回往復できれば今後も問題なく行き来できそうなので、これからも利用していきたいですね!
ちなみに「離着陸時に耳がパツパツするやつ」は【航空性中耳炎】っていうらしいですよw
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