『親業 新しい親子関係の創造新版』を読んでみた

子育て
記事内に広告が含まれています。

何かで見かけた『親業 新しい親子関係の創造新版』が、図書館にあったので借りて読んでみました。

「アクティブ・リスニング」をベースとした内容なのですが、とっても勉強になります。

『親業 新しい親子関係の創造新版』の目次

  • 1章 親業にも訓練がいる ー 二千年前と同じでよいか
  • 2章 親も人の子、神様ではない ー 権威主義に代わる方法
  • 3章「親になんて話せない」か ー 心の扉を開くことば
  • 4章 能動的な聞き方の実際 ー 具体例と応用
  • 5章 子供が受け入れる話し方 ー 相手に考えさせる
  • 6章「わたしメッセージ」を使う ー 率直な感情表現の仕方
  • 7章 避けられない親子の対立 ー どちらが勝つべきか
  • 8章 親の権威について ー 必要かつ正当か
  • 9章 対立を解く「勝負なし」法 ー 第三の方法
  • 10章「勝負なし」法への親の懸念 ー 親の立場は弱まらない
  • 11章「勝負なし」法の使い方 ー 新しい親子関係
  • 12章 親業を失格しないために ー できること、できないこと
  • 13章 親自身の姿勢を見直す ー まず自分を変える
  • 14章 周囲のおとなたち.. ー 「親業代理人」の問題

リンクで紹介している新しいバージョンだと、目次の内容が違いました。

『親業 新しい親子関係の創造新版』の気になったところ

引用部分の太文字は、僕が装飾しています。

P. 2 人間の仕事の中でもいちばんむずかしい仕事

「親業」は、学校で教えてもらえることもなく、学ぶ方法は自身の両親になるものの、それが本当にいい方法なのかは能動的に調べに行かないとわからないですよね。

「金持ち父さん 貧乏父さん」でも言っていたのですが、「ファイナンシャル・リテラシー」も学校で教えられることはなかったので、両親から教えてもらわなければずっと知らないままっていう。「親業」にも通ずるところがたくさんあります。

P. 28 混合メッセージ

子供にとっていちばんやりにくい親とは、やさしい言葉で話し、「自由」にさせ、受容しているかのように行動してあれこれ要求しないくせに、本当は受容していないことをかすかに伝える親である。

たしかに子ども側からすると、「良い」と「悪い」が同時に表現されるから、何が正しいのかわからなくなるっていうのがわかりやすい。

親になった今は、注意しないといけないなぁ〜と感じました。

P. 39 優秀なカウンセラー

親業を上手に果たすには、優秀なカウンセラーがやるように、受容を伝えるコミュニケーションの方法を学び、その技能を身につける必要がある。

「受容を示す」ことが大事。

P. 42 なにもいわないことが、実際にはなにかを伝える。

奥の話も、子どもの話も聞いていると、ついアドバイス的なことを言ってしまうんですよね。

男脳と女脳の違いっていうのもどっかで見かけたのですが、男は話を聞くと解決策を考えてしまって、ただ聞いて共感するっていうことが苦手らしい。女脳は逆みたい。

それゆえ、「困ったら父、悩んだら母」っていう言葉があるんですかね。

P. 54 ドア・オープナー(扉を開くことば)

はっきりとは何も言わない反応で、「考え・判断・感情」を表現するように促す方法だそうな。

  • 「そうか」
  • 「本当かい」
  • 「まあ」
  • 「まったく」
  • 「ふーん」
  • 「冗談じゃないねえ」
  • 「それはまあ」
  • 「そうだったのか、フン、フン」
  • 「面白いね」
  • 「そうだろうとも」

もっと話すように、というすすめをさらにはっきり伝えるには、

  • 「それについて話してごらん」
  • 「それについて、もっと知りたいんだけど」
  • 「君はどう思う。聞きたいね」
  • 「ちょっとそれについて話してみようよ」
  • 「どういうことかな。君の意見は?」
  • 「いいたいことを簡単にいってごらん、聞いてあげるから」
  • 「これについては、君のほうにもなにかいいたいことがありそうだね」
  • 「君には大事なことのようだね」

P. 60 子供の「内側」になにがあるのかを正しく解読

話を聞くのが上手い人は、相槌を打つのが上手で、ついつい喋ってしまうっていうやつですよね。

P. 105 子供を1人の人間扱いする

自分の買ったばかりの新しい椅子の腕に足をのせていた時に、自分の子供に言うことを、そのまま友人に使った場合の例えがすごくわかりやすい。

確かに、子供には「命令・訓戒・脅迫・忠告」になってしまうけど、友人なら遠回しに伝えることになりますよね。

P. 109 「あなたメッセージ」と「わたしメッセージ」

ここで書かれているように「あなた」で始まる、「あなたメッセージ」を使うことが多い!

「わたしメッセージ」で「わたし」がどう思っていたり、感じているのかを伝えないとダメですね。

P. 162 子どもが話さない

子供が親に問題を打ち明けない、相談しない、なにも自分について話をしない、と文句をいう親は、罰することを多くしてきた親であることが多い。

そうですよね。。。

P. 183 第3法(両方に受け入れられるような解決策:勝負なし法)

第3法を使うと、片方だけでは考えつかないような解決策を生む可能性も高いというのは納得。

P. 217 勝負なし法の段階

  1. なにについての対立かをはっきりさせる。
  2. いろいろな解決案を出してみる。
  3. 出てきた解決案をひとつひとつ評価する。
  4. いちばんいい解決策を選ぶ。
  5. その解決策をどうやって実行するか考える。
  6. うまくいっているかどうか調べる。

P. 243 勝負なし法は、万能ではない

すでに親に対しにがい怒りの感情を強くもっていて、第3法では親に譲るところが多すぎると子供が思っているかのいずれかだ。こういう子供の個人心理療法をしたことがあるが、率直にいって、勇気をもって親と別れ、家を離れ、もっと満足できるような新しい関係を求めたほうが、子供にとってもいいのではないかと思われることが多かった。

自身が子どもじゃなく親になっているのですが、そうなるとほぼ完全にもう無理ですね。

P. 246 親業を失格

先程の話につながりますが、親を解雇しているのでよく分かるから、反面教師にして、自分が解雇されないように気をつけなければ。

P. 254 口よりも背中

「私がやるようにではなく、いうとおりにせよ」というのは、子供に親の価値観を教える方法としては効果がない。しかし、「私のするとおりにせよ」は、子供に影響を与え、子供の行動を変えていく可能性が高い。

親の背中を見せるっていうのは、こういうことですね。

P. 268 ギブランの「預言者」の一節

あなたの子供は、あなたの子供ではない
待ちこがれた生そのものの息子であり、娘である
あなたを経て来たが、あなたから来たのではない
あなたと共にいるが、あなたに属してはいない
あなたは愛情を与えても、考えを与えてはならない
なぜなら、彼らには彼らの考えがあるから……

あなたが彼らのようになる努力はしたとしても、
彼らをあなたのようにすることを求めてはならない
なぜなら、生は後戻りしないし、
きのうのままにとどまりもしないのだから

なんかいい。

P. 285 子供よ

・・・私はあなたの欲求を尊重する。しかしまた私自身の欲求をも尊重せねばならない。・・・

『親業 新しい親子関係の創造新版』を読んだ感想

カウンセリングに興味があって、心理学専攻にしていたのでとても面白い本で、考えることも多い本でもありました。

「金持ち父さん 貧乏父さん」を読んだときにも思ったのですが、自分の親に読んでおいてほしかった本です。1980年に出版されている本だったし。。。

この記事の本『親業 新しい親子関係の創造新版』

コメント

タイトルとURLをコピーしました