公園情報を色々掲載してきていますが、公園によって屋根のついたベンチがある「あずまや」を見かけることがあります。
この建物を「あずまや」と呼ぶことは知っていたのですが、漢字については普通に変換すると出てくる「東屋」を使っていたのですが、「四阿」でも「あずまや」と読むことがわかり、違いを調べてみたら大きな違いは語源であることがわかりました。
「あずまや」の見た目
今まで行ってきた公園で見てきた「あずまや」は、このようなものです。
「あずまや」が設置されている公園は、ほとんどが敷地が広い公園で、遊具がある広場だけではなく林や森がある公園に設置されていることが多いです。
この漢字を「四阿」と知った理由
「四阿」を「あずまや」と読むことを知ったのが、群馬県と長野県の県境に『四阿山 (あずまやさん)』という山があることを知ったからです。
近い将来に、地方への移住を検討しているので、地方移住を検討するのにあたって、最近増えている自然災害を考える記事を作ったのですが、まずは「洪水」「土砂災害」「高潮」「津波」「地震」「富士山噴火」を調べていったところ、『四阿山 (あずまやさん)』付近がいろいろな自然災害の確率が低そうだな〜となりました。
この時に「四阿」が何度も読めず、「あれ??なんて読むんだっけ?!」と確認していくうちに、そういえば「東屋」と同じ読み方だなぁ〜と。
この漢字「四阿」の読みが「あずまや」なのも気になって、調べ始めたという流れです。
「東屋」と「四阿」の違いは『語源』
「東屋」と「四阿」は、どちらも読み方は「あずまや」になるので、指し示すものは一緒で、屋根と4本の柱で作られた小さな建物です。
「あずまや」には、ベンチやテーブルが設置されたものもあり、休憩をしたりや景色を楽しむ事ができる建物になっていることが多いです。また屋根があるので、急な雨が降ってきた時に雨宿りすることもできます!
漢字が2通りあるのはそれぞれの語源が違ったのですが、時代が変わってきて段々と統合されてきたようですね。
ちなみに「東屋/四阿」は、別の言い方だと「亭(ちん)」や「ガゼボ(西洋風のあずまや)」とも言うようです。
「東屋」の語源
単純に「東屋」の漢字を分解すると「東」(ひがし)の「屋」(住まい)になります。
都が京都にあったその昔は、東国(関東の方)は京都から遠く離れたへんぴな田舎だったそうです。
そんな田舎に住んでいる人は、軽蔑の意味を含めて「東人(あずまびと)」と呼ばれていて、こんな田舎の建物は屋根と四方の柱だけで壁のない住まいだろうから「東国風のひなびた家」や「田舎風の粗末な家」という意味から「東屋」という言葉が生まれたようです。
次に「四阿」の語源。
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